方丈記 | 日本古典籍データセットから 翻刻 閑ならさりし夜戌の時はかり都の たつみより火出來りていぬゐに 至るはてには朱雀門大極殿大學寮 民部省まて移りて一夜か程に灰と 成にき火本は樋口富小路とかや病人 を宿せる假屋より出來けるとなむ 吹迷ふ風にと…
行川ゆくかわのながれは絶たえずして、しかも本もとの水にあらず。よどみにうかぶうたかたは、かつ消きえかつ結びて、久敷ひさしくとゞまる事なし。世の中にある人と住家すみかと、又かくのごとし。玉敷たましきの都みやこのうちに、むねをならべ、いらかを…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。