2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

方丈記(嵯峨本) 四段

大かた、此このところに住初すみはじめし時は、白地あからさまと思ひしかど、今迄に五いつとせを経へたり。假かりの菴いおりもやゝふる屋となりて、軒にはくち葉くちば深く、土居つちい苔むせり。をのづから事の便たよりにみやこを聞ば、此山に籠こもりゐて…

画像の二値化 - トライアングル法

閾値だけが欲しい場合もある。参考はhttps://forum.image.sc/t/understanding-imagej-implementation-of-the-triangle-algorithm-for-threshold/752/10辺り。 多少冗長だが、あとで見返したときのために。 import cv2 import numpy as np def thresh_triangl…

方丈記(嵯峨本) 29

方丈記 | 日本古典籍データセットから 翻刻 美景に殘れりそれ三界はたゝ心 一つなりこゝろもしやすからすは 牛馬七珍も由なく宮殿望みなし 今さひしき住ゐ一間の菴みつから 是を愛すをのつからみやこに 出ては乞食となれる事をはつと いへとも帰りて爰に居る…

方丈記(嵯峨本) 28

方丈記 | 日本古典籍データセットから 翻刻 をらむ人をくるしめ人を悩ますは 又罪業也如何々他の力をかるへき 衣食のたくひ又おなし藤の衣麻の ふすまうるにしたかひてはたへを かくし野邊のつはな峯の木の実 命をつく斗也人にましはらされは 姿を耻る悔もな…

方丈記(嵯峨本) 27

方丈記 | 日本古典籍データセットから 翻刻 更にはこくみあはれふといへとも やすく閑なるをは願はす唯我身を やつことするにはしかすもし すへき事あれは則をのつから 身をつかふたゆからすしもあら ねと人をしたかへ人をかへりみる よりはやすし若ありくへ…