2020-01-17から1日間の記事一覧

方丈記(嵯峨本) 終段

抑そもそも一期いちごの月影かたぶきて、餘算山の端はに近し。忽たちまちに三途の闇に向はむ時、何のわざをか、かこたむとする。佛の人を敎へたまふおこりは、事にふれて執心なかれと也なり。今草の菴を愛するも科とがとす。閑寂かんせきに着ぢゃくするも障…